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2019.10.25

和の香りでスローライフを楽しもう1 <香道体験>

フレグランスやアロマテラピーなど、さまざまな香りをライフスタイルに取り入れている人はきっと多いはず。フレグランスやアロマオイルは西洋の文化ですが、日本にも香りを楽しむ文化は古くからあります。
今回は、スローライフの象徴として海外からも注目を浴びている日本の香り文化をご紹介。教えてくれるのは、香道具・香木・お線香・和の香りの専門店「麻布 香雅堂」です。

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1回目は、日本三大芸道のひとつである「香道」の世界をご紹介します。和の香りを通して、新しい発見をしてみませんか?

香道の基礎知識

香道ってなに?

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香道は華道、茶道と並ぶ日本三大芸道のひとつ。

1500年ほど前、仏教伝来とともに香木を焚く文化が大陸から伝わったとされています。やがて平安時代になると、貴族たちが文や髪などに香りを焚きしめ、香りを愉しむようになります。そして500年ほど前の室町時代に茶道や華道と並ぶ芸道として体系化されました。


香りを「聞く」=聞香

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香道でまず知って欲しいのは、香りを「嗅ぐ」ではなく「聞く=聞香(もんこう)」と表現すること。その理由のひとつとして、「香木が話す、親密な内緒話を聞かせてもらっているようだから」といわれているそうです。香りを「聞く」…なんだか神秘的な表現ですね。


 和の香りに欠かせない貴重な香木

今も昔も稀少な香木。名前の通り、香る木のことですが、和の香りの世界では「白檀(びゃくだん)」「黄熟香(おうじゅくこう)」「沈香(じんこう)」の3種類のみが香木と認識されています。なかでも香道で多く使われるのが沈香。普通の木より比重が重く「水に沈む=沈水香木」に由来しています。


 沈香と六国五味

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写真上段左から:佐曽羅、真南蛮、羅国
写真下段左から:寸門陀羅、真那賀、伽羅

最高級の沈香は地名などが由来といわれる「伽羅(きゃら)、羅国(らこく)、真那賀(まなか)、真南蛮(まなばん)、寸門陀羅(すもたら)、佐曽羅(さそら)」の6種類に分類され、それぞれは「甘(かん)・苦(く)・辛(しん)・酸(さん)・鹹(かん※塩からい)」の五味として表現されます。この分類方法を六国五味といい、香木の特徴をとらえています。

高品質の香木(沈香)に成長するには50〜100年かかるとされ、「沈香は人工では作れない」といわれているそう。また、沈香は日本では一切産出されず産出量も僅少で、世界的にも大変貴重となっています。

 

香道の入口を覗く、「組香」体験を

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長い歴史をもつ香道ですが、華道や茶道はなんとなくイメージできても、香道ってなにをするの?と疑問に思っている人も少なくないかもしれません。そこでおすすめしたいのが、香道の洗練された世界を実際に体験すること。静寂な空間で、心を研ぎ澄まして香りと向き合う感覚をぜひ味わってみてください。


 ゲーム感覚で香りを楽しめる組香

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「組香」は香木の香りを聞き分けて推測するゲーム感覚の競技。10人ほどが集まってゆったりとした時間の中で、古典文学などを盛り込みながら香りを聞き分けます。香道の流派によって名称や方法は異なりますが、約300種の組香があるといわれています。例えば、麻布 香雅堂の2019年の組香体験では9月は「月見香」、10月は「菊合香」、11月は「時雨香」といった四季折々の趣を、組香を通して愉しむことができます。


 組香で香木を炷(た)くために使用する主な道具

香木の繊細な香りをできる限り深く味わうためには、香木に含まれる香りの成分をゆるやかに解き放つ必要があります。小さな香木のかけらを順序良く、余すところなく香り立たせる感覚を「炷く」という言葉を使って表現します。この香木を炷くという行為をより合理的に追究し、工夫を重ねたのが、香道において用いられる聞香方式です。

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香木を炷くための道具。聞香炉・灰・香炭団・銀葉および火道具による聞香方式。

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左:香木を炷く前に、ナタと木槌で細かく切る。右:香木を炷く。
 

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左:和室内の掛け軸の下には、香り立ちのない造花が飾ってある。
右:花は月ごとに変わる。写真は10月のもみじ。

ぜひ、体感してみたい香道の世界。華道や茶道と比べるとお教室を探しづらいかもしれませんが、お香のお店やカルチャーセンターなどで体験会が催されていますのでお近くの情報を調べてみてくださいね。

また、麻布 香雅堂では毎月1回、初めての方を対象にした組香体験を開催しています。
 

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「前半は香道・香木などの説明を行い、後半は香木の香りを聞き分けて推測する組香と言われるゲーム感覚の競技を行います。50分程度の香道体験ですが、体験した方からは、五感をフルに使って感覚が研ぎ澄まされた、頭がスッキリしたなどといった感想も聞かれます。正座は苦手という方には正座椅子をご用意。普段着で気軽に参加できます。老若男女、誰もが気軽に楽しめるのが香道の魅力。日本独自の香りの文化をもっと多くの方に愉しんで欲しいですね」(麻布 香雅堂 代表:山田悠介さん)

香りに自分の意識を集中させることにより、心と身体が内側から満たされてゆく…日常では味わえない、ゆったりとした優しいひとときを気軽に楽しんでくださいね。次回は、和の香りを自宅で堪能できるお香を紹介します。
 

麻布 香雅堂

監修 麻布 香雅堂
香道具・香木・お線香・和の香りの専門店

1983年に麻布十番に香道諸流派家元・宗家出入りの香木・香道具専門店として開業。約200年続く京都の香木店としての系譜を持ち、東京麻布という多様な人種・文化・ビジネス・芸術が交ざりあった街で、伝統と革新が共存した感性による和の香りを提案している。
「香道」で使用される香道具・香木や、かおり袋・スティック香などを販売するほか、香道・茶道などの定期的なお稽古や、お香を中心として広く「和」にまつわる体験型のイベントなども実施している。
〒106-0045  東京都港区麻布十番3-3-5 香雅堂ビル
TEL:03-3452-0351
http://www.kogado.co.jp
香道体験申し込み 
http://www.kogado.co.jp/event

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