2018.08.17
写真撮影には慣れていても、動画に関してはまだよく分からない、という方も多いようです。そこで今回は、SNS投稿でも人気急上昇中の動画に関する基本的な撮影方法を、映像・写真撮影/ディレクターの古屋和臣さんに解説してもらいます。
写真同様、世界的にも注目度が高いSNSの動画投稿。どのような用途で活用できるか、まずは動画の特徴を説明します。
一瞬の情報を切り取る写真に比べ、動画は写真だけでは伝えきれない動きや音、その場の雰囲気や表情など多角的な情報を発信することができます。もちろん写真は、受け取る側のイメージを駆り立てる静止画ならではのメリットがありますが、動画はよりリアルで詳細な情報発信が可能です。
インスタグラムのストーリー(Instagram Stories)など、移動中や空き時間にサッと観られる数秒~数十秒単位の短い映像に人気があります。特に、動画撮影に慣れていない方は、“短く、ワンカットで伝わる映像”を意識して撮影することがポイントです。
動画撮影に必要な基本の知識とテクニックをマスターしましょう。
まず基本的な撮影方法から試します。スマホスタンドなどを使ってアングル(角度)を固定しましょう。
スマホスタンドがない場合は、自分の体をスタンドにするイメージで、脇を締めてカメラがブレないように意識して撮影してください。
実際に、スマホをスタンドに固定して撮影した2つの動画を観てみましょう。
固定した枠の中での動きを撮影するため、事前にアングルや画面(枠の中)の状況を整理し、モデルの動きなどをイメージしながらセッテイングしておくと、動画の完成度がより高まります。
次は、「ここから、ここまで」と撮影範囲を決めて、スマホカメラを動かしましょう。カメラを動かしながら撮影するときは、カメラを振りたい方向へ体ごと動かして撮影するのがポイント。手を動かすのではなく、脇を締めた姿勢のまま、自分の体がスタンドだと思ってカメラを動かしてください。
動画撮影に慣れていないとカメラを動かしすぎてしまうことも。フォーカスしたい被写体にカメラを向け、その動きを追うようにゆっくりと動かしてください。
では、モデルが椅子に座る動作と水を飲む動作を、カメラワークでフォロー(動きを追いかけること)します。
ここまでは、比較的ゆっくりとした動きを撮影してきましたが、ここからは、もっと動的なものを画面に入れて撮影します。一瞬の動きをとらえることで、『動画だからこそ伝わる映像』が撮影できます。
ライブ感の高い動画撮影は、見る側にインパクトが伝わります。次回は、スマホカメラの応用機能や簡単な撮影機材を使った動画撮影にチャレンジ! 動画撮影の知識が一段と深まるはずです。
モデル:舩迫 久美
モデルメイク使用アイテム
【アイシャドウ】コフレドール ヌーディインプレッションアイズ(01)
【チーク】コフレドール スマイルアップチークスN(01)
【リップ】ケイト カラーセンサーリップティントN(PK-2)
【ネイル】ケイト ネイルエナメルカラー(SV-1)
1980年東京生まれ。2004年 多摩美術大学 博士前期課程修了。映像プロダクション勤務、美術大学助手を経て2013年よりフリーランスの映像・写真撮影/ディレクターとして活動中。多摩美術大学 非常勤講師。
www.kazuomifuruya.com/
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