2017.06.30

ダイエットや健康づくりにも役立つ体重計・体組成計の正しい使い方

普段、何気なく使っている体重計や体組成計ですが、正しい使い方を知ればより健康管理に役立つはず。今回は、(株)タニタ 企画開発部主任研究員の西澤美幸さんに、体重計・体組成計の使い方を教えてもらいます。

体重計と体組成計はどうちがうの?

体重計はその名の通りからだの重さをはかるもの。
体組成計は体重に加え、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベル、推定骨量、さらには体内年齢といったからだの状態を知ることができるものです。あらかじめ身長、性別、生年月日を登録。体組成計についている電極から微弱な電流を流してはかった電気抵抗値と体重、登録した情報をもとに独自のアルゴリズムで解析することで体組成を推定しています。

体重をはかるだけでなく、「筋肉量の減少」や「基礎代謝量の減少」「内臓脂肪レベルの増加」など、からだの変化に気づくことで効果的なダイエットや肥満対策の手助けもしてくれる、体組成計がお勧めです。
 

計測は毎日同じ時間に!食前かつ入浴前がオススメ

計測に適した時間は、「特に朝が良いとか夜が良いとかはありません。毎日できるだけ同じ時間に同じコンディションで計測することが大切です」(西澤美幸さん)。可能であれば、食事前あるいは食後2時間ほどあけてから、さらに排泄後に計測するとより正確なデータに近づきます。

入浴後に体重をはかる習慣がある人も多いと思いますが、体組成計の場合はNG。「体温が上がることで血流が良くなり電気を通しやすい状態になるため、正確なデータが取れなくなってしまいます。また、運動の直後や食事の直後も体内に急激な変化が起きている最中なので、計測は避けて下さい。朝起きておトイレを済ませたあとや入浴前、夜寝る前の習慣にすることをお勧めします」(西澤さん)。
 

毎回同じ服装で! 計測時のポイント

計測時は同じ服装を心がけましょう。できるだけ裸に近い服装にすると、より正確なデータが取れます。

体重計・体組成計は、カーペットや畳の上などは避けて、水平で硬い床に置いてください。体組成計で測定するときは、靴下をはいている場合は素足になり電極に均等に足を乗せてまっすぐ立ちます。体重計もまっすぐ立って測定してください。

なお、トイレから出た直後にはかるならトイレのそばに、お風呂に入る前にはかるのなら脱衣場と、決めたタイミングにあわせた場所に置いておくと良いですよ。

 
自分のからだと向きあって健康づくりに役立てましょう

まずは、気軽に体組成計に乗る習慣を作ることが大切。「もちろん毎日同じ時間にはかることができればそれに越したことはありませんが、あまり神経質にならないことが継続させる秘訣です。少し時間がずれても、毎日が無理なら1日おきでもいいんです。乗らなかったことをプレッシャーに感じないで、休む日があったとしても継続してはかるようにしましょう。病気のときなどは無理をしないでお休みしてくださいね」(西澤さん)。

アスリートや医師の指示を受けているのでなければ、体組成計に表示される数値を細かくチェックする必要はありません。目標は、“標準値に入っていること”。自分のからだと向きあうことで、体脂肪率が昨日より上がってしまっていたら「今日は階段で上ろう」「今夜の食事は野菜中心にしよう」など、行動のきっかけになることが大事なんです。

「最近の20~30代の女性は体重だけを意識して、過度なダイエットをしてしまう人が多いようです。体脂肪率が減りすぎると月経異常の原因にもなるので、『やせ型』ではなく『標準』を目安にして健康美を手に入れて欲しいですね」(西澤さん)。

最近は、スマートフォンのアプリと連動している体組成計、「美脚度」や「皮下脂肪率」の計測といった女子向けの機能がついている体組成計なども登場しています。無理のない習慣で自分のからだのことを知ることができるツールとして、ぜひ活用してみてくださいね。

監修 西澤美幸さん
株式会社タニタ 企画開発部 主任研究員

世界初の「乗るだけで計測できる体脂肪計」の開発に携わり、以後、体脂肪計や体組成計、活動量計の解析アルゴリズムの開発を担当。2013年より文部科学省の食育有識者会議委員を務め、さまざまな計測データを子ども達の健康教育に生かす方策の提案を行っている。小学生男児の母でもあり、日々、育児・家事・仕事に奮闘している。

株式会社タニタ Webサイト:http://www.tanita.co.jp

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