2016.09.01

女性向け防災必須アイテム2 長期避難生活編

万が一災害に見舞われた際、避難所での生活や自宅でライフラインが復旧しない中での暮らしが長引くようなときに役立つアイテムを、前回に引き続きNPO法人「全国女性会館協議会」常任理事兼事務局長の坂田静香さんに紹介してもらいます。
前回の「緊急・非常時用」アイテムとあわせて準備をしておきましょう。

在宅避難、避難所生活時用準備リスト

水の確保
断水に備えて、地震が起こったらすぐに浴槽に水をためましょう。排せつ後の洗浄水として使うことができます。また、日頃から2リットルのペットボトル5本分程度をトイレ用の水として準備しておくと安心です。

 
非常食、飲料水、ポリタンクと運搬用のキャリー
飲料水とあわせて、缶詰やレトルト食品、インスタント食品、クラッカーなど、保存期間が長いものをストックしておき、定期的に賞味期限をチェックしましょう。
また、断水が長期におよんだ際には、飲料水や生活用を給水車から自分で運んで来なければならなくなるケースもありますが、毎日、ひとりで水を運ぶのは大変。収納スペースに余裕があるようなら、水を入れるポリタンクと折りたたみキャリー(運搬用)などがあると便利です。
 

 
食品用ラップフィルムやアルミホイル、紙皿、ビニール袋など
避難所でお皿がないうえに生活用水が不足していたり、自宅で断水が続いたりしたときに重宝するのが、食品用ラップフィルムやアルミホイル、紙のお皿。お皿にラップやアルミホイルを敷いて使えば、洗い物を出さずに食事をすることができます。使い捨ての紙皿も、ラップやアルミホイルを敷けば何度でも利用できますよ。
ビニール袋もなにかと便利。小さなものはケガをしたところの保護に使ったり、大きなものは、水などの運搬に使える他、穴を開ければ雨が降ったときのポンチョ代わりにも使えます。
 

簡易トイレ、トイレ用ポンチョ
避難所などで仮設トイレがいきわたるまでには数日を要することも珍しくないようです。また断水で自宅のトイレが使えない場合もあります。いざという時のために、簡易トイレや汚物を固めて捨てるトイレ処理セットなどはぜひ用意しておきたいもの。また、トイレとあわせて、避難所でのプライバシーを守るための目隠し用ポンチョも備えておくと安心。簡易トイレとポンチョを組み合わせたトイレセットも販売されています。(※百貨店やホームセンター、インターネットなどで購入できます。)

 
下着・生理用品などの衛生用品
避難所の生活では、下着不足で困ってしまうケースが多いようです。使い捨てショーツや圧縮下着セットのほか、ブラなしでもOKのカップ付きタンクトップは重宝します。洗濯ができない時にはおりものシートや洗浄用ビデなどを準備しておけば下着を清潔にキープすることができます。
また、生理ナプキン、生理用ショーツなどは常に使用するものではありませんが、見落とさないようにしましょう。
 

 
マスク、アイマスク、耳栓
マスクは風邪などの感染防止用としてはもちろん、避難所や災害の状況によって発生する、埃や臭いなどを防ぐためにも用意しておくといいでしょう。洗顔できないときや、ノーメイクで外出する際にも活躍してくれるアイテムです。
軽くてかさばらないものなので、ぜひ用意しておきましょう。また、避難所での生活では、アイマスクや耳栓が安眠に役立ちます。
 

化粧水やシャンプーなど、消耗品の予備
普段使っている化粧水や乳液、シャンプー、歯磨き粉、トイレットペーパーなどは、災害時に品不足になる可能性があります。毎日使うものとは別に、常に予備を置くように習慣付けるようにしましょう。また災害時用にオールインワンジェルなども重宝します。

 
カセットコンロと予備のボンベ
避難生活が長引いたときは、温かい物が食べたくなるという被災者の声を多く耳にします。また、自宅でもガスや電気がストップした状態が続いた際には、カセットコンロが役に立ちます。予備のカセットボンベも、ある程度余裕を持って置いておくようにしましょう。
 

使い捨てカイロ、毛布、ひざかけなど
冬場に災害に見舞われ、ガスや電気がストップしてしまったときに役立つのが使い捨てカイロ。避難所などで毛布が不足するケースもあるようなので、長時間、温かさが持続するタイプのものを数日分用意しておくといいでしょう。ただし、使い捨てカイロには使用期限があるので、定期的に確認することを忘れずに。
また、毛布やひざかけは防寒だけでなく、避難所で着替えるときの目隠しにも活用できるので用意しておくと便利です。
 

介護用品、乳幼児のケア用品
家族に、高齢者など介護が必要な方や小さい赤ちゃんがいる場合は、尿もれパッドや大人用おむつなどの消耗品、子ども用にかさばらないレトルト食品やおしりふき、口腔ケア用品なども用意しておくとよいでしょう。
 


備えあれば憂いなし。基本となる防災セットに加えて、自分なりの必須アイテムをリストアップして、日頃から備えておきましょう!

監修 坂田静香さん

主に女性の起業支援を実施している「パシオンTOKYO」運営団体、特定非営利活動法人男女共同参画おおた理事長。また全国の男女共同参画センターをネットワークでつなげる中間支援組織の特定非営利活動法人全国女性会館協議会常任理事兼事務局長も務める。全国女性会館協議会では2012年から「防災・復興全国キャンペーン」を行っている。その活動の中でも、特に災害(復興)・防災に男女共同参画の視点が必要であること、また性別によって支援の仕方が異なることをさまざまな組織で理解してもらうよう研修事業や啓発事業を企画・実施している。

パシオンTOKYO:
http://passion-tokyo.com/
全国女性会館協議会:
http://j-kaikan.jp/top/

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