2016.06.27

古き良き日本の伝統「手ぬぐい」のまとめ

趣のある柄の美しさや可愛さから若い女性たちの間でも注目が集まっている、伝統的な和のアイテム「手ぬぐい」。洗った手や汗を拭いたり、布巾として使ったりといった本来の使い方の他にも、色んなシーンで活躍する便利アイテムです。

今回は、手ぬぐいの基本から日常に役立つ使い方と洗い方を、手ぬぐい専門店『かまわぬ』代官山本店の秋葉さんに教えてもらいました。

そもそも手ぬぐいってどんなもの?

手ぬぐいとは、文字通り洗った手や体を拭いたり、汗を拭いたりする、吸水性に優れた木綿100%の平織りの布。サイズは1尺3寸(およそ33センチ×90センチ)という縦長のものが一般的です。タオルよりも乾きが早いだけでなく、かさばらないことから旅行などにも向いており、長年に渡って重宝されてきました。
 

手ぬぐいの大きな魅力のひとつは、なんといってもその柄の豊富さです。右手のざるに乗っているのは、古くから親しまれている伝統的な柄。左から市松(歌舞伎役者の佐野川市松さんが愛用した図柄)、疋田文(ひったもん)、霞、麻の葉、豆絞り、かまわぬ(歌舞伎役者の七代目市川団十郎さんが愛用した図柄)。
 

一方、左手のざるには、この夏オススメの柄が乗っています。手前は、畳み方によって面白みが増すスイカとトウモロコシ。その奥は、左からゴーヤー、青紅葉、切子、金魚と、どれも涼しげで、夏にぴったりな柄ですね。

手ぬぐいの便利な使い方

拭きものとしてはもちろんのこと、雑貨の敷物などインテリアに取り入れるなど幅広い用途に使える手ぬぐい。縦長の形状を生かして、スカーフのように首元に巻いたり、ヘアバンドとして使用したりと、ファッションアイテムとしても活用できます。
 

また、手ぬぐいを使ってボトルや箱などのラッピングもできちゃうんです。持ち寄りパーティのお料理や、およばれしたときの手土産などを、季節に合わせた柄の手ぬぐいで包んでプレゼントしたら女子力アップですね!
 

手ぬぐいを使ったラッピング1 ビンの包み方

まず、斜めに広げた手ぬぐいの、手前の角の延長線上に底が来るようにビンを置きます。
 

手ぬぐいの手前の角を、ビンの底に合わせるように巻き込みます。続いて、ビンの底を下から包むように手ぬぐいを折り上げます。
 

次に、シワにならないように折り込みながらビンを転がし、手ぬぐいを巻いていきます。
 

巻き上げたら、手ぬぐいが緩まないようにビンの底のほうを押さえながら、ボトルの先端部分の手ぬぐいをギュッとねじります。
 

ここで、ラッピングが崩れないように注意しながらビンを立てます。先ほどねじったところをビンの首に1回巻きつけ、端を巻いた部分の下から通して締めれば完成です。
 

手ぬぐいを使ったラッピング2 箱の包み方

まずは、手ぬぐいに対して斜めに箱を置きます。
 

片手で箱と手ぬぐいを押さえながら、反対の手で手ぬぐいの手前の角を持ちあげて箱に被せて巻き込み、箱の角を押さえます。
 

続いて、奥の手ぬぐいを持ち上げ、同様に箱に巻き込みます。この時、上の布が下の布に対して平行に重なるようにするのがポイントです。
 

最後は、左右の手ぬぐいを箱の下の角にしっかりと合わせて巻き上げ、上で両端を結べば完成です。
 

手ぬぐいの洗い方

「基本はたっぷりの水でのすすぎ洗いをオススメしています」(秋葉さん)。色落ちすることがあるので他のものと一緒にせず、手ぬぐいのみで洗いましょう。洗い終わったら、軽くシワを伸ばして陰干しで乾かします。
 

水洗いを繰り返すことで少しずつ色落ちはしますが、生地が柔らかくふんわりとした風合いへと変化していくそう。代官山本店の店頭では、2年間毎日手洗いした手ぬぐいと、新品の手ぬぐいを実際に手にとって見ることができます。2年間手洗いしたほうは、なんとも柔らかい手触りと柄が生地に馴染んで優しい風合いの手ぬぐいになっています。長く使い続けて“ビンテージ手ぬぐい”に育ててみるのも、ひとつの楽しみ方といえそうです。
 

暑さ対策から、ちょっとした包み物、あるいはファッションアイテムとして、様々な使い方ができる手ぬぐい。ぜひ活用してみてください。

監修 秋葉美保さん
かまわぬ・小売企画

伝統的な定番柄からその時々の季節に合わせた柄まで幅広く取りそろえている、手ぬぐい専門店『かまわぬ』。今回ご紹介した代官山本店をはじめ、全国の商品取扱店で購入が可能です。詳しくは公式サイトにてご確認ください。
かまわぬ公式サイト http://www.kamawanu.co.jp/

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