2016.04.26

寝具のキホン1 安眠の秘訣は快適な布団選び!

寝具の機能について、普段あまり考えたことがない方が多いかもしれません。布団や枕は選び方次第で、眠りの質や体調を左右するんです! そこで、今回から2回にわたり、「寝具のキホン」をご紹介します。今回は、敷き布団と掛け布団の機能と選び方を、東京西川・スリープマスターの杉原桃菜さんに教えてもらいました。

適度な硬さの敷き布団を使うとラクな寝姿勢が保てます。

人の背骨は真っ直ぐ立った時、なだらかなS字を描いています。寝ている時もこのS字の姿勢を保てば体に負担がかからず、心地よく眠れるのです。「自然な寝姿勢を保つために身体をしっかり支えることが大切です。硬めの敷き寝具を選ばれる方もいますが、これだと肩や腰など荷重が多くかかる部分を圧迫してしまうんですね。就寝時は枕と敷き寝具で体重を支えるので、ほどよいクッション性のあるものを選んで体圧をバランスよく分散させることが重要です」(杉原桃菜さん)。

寝ている時の体圧分散は、上の図のようになっています。肩や腰、お尻など出っ張っている部分は敷き布団に体重が多くかかることがわかりますね。「体重の約半分の圧力が腰にかかります。そのため、柔らかすぎる敷き寝具を使っていると腰痛の原因になることも。逆に、硬すぎる敷き寝具も身体を圧迫してしまい、腰や肩に負担がかかります。そこでオススメなのは、ほどよいクッション性で身体を受け止め、バランスよく体圧を分散できる敷き寝具です。硬い敷き布団やベッドで寝ている方は、クッション性のあるパッドを敷くといいですよ。ただし、ベッドのマットレスの上に敷き布団を敷く場合は、湿気がたまりやすいので、こまめに干すなどのお手入れに気をつけてください」(杉原さん)。
 

掛け布団は季節に合わせて衣替えしましょう。

体から出る熱を逃さず体温を保つことが、掛け布団の大切な役割です。「私たちは1晩の間にコップ約1杯の汗をかきます。吸水性と放湿性に優れている綿やシルク、羽毛などの天然素材を詰め物に使った掛け布団が、これからの季節にはオススメ。真夏には表面がサラリとした麻の掛け布団やタオルケット、ガーゼケットも人気です。寝室の温度に合わせ、快適に感じる掛け布団を選んで組み合わせてみてください」(杉原さん)。

また、寝返りを妨げない軽さ、寝返りを打っても体を優しく包み込むフィット感も、掛け布団選びのポイントです。「寝返りには血液やリンパの流れを促す役目もあるんです。重めの掛け布団を使っている方は寝返りが打ちにくいせいで、体に負担がかかっているかもしれません。羽毛や真綿(シルク)は空気をたっぷり含むので、軽いのはもちろん、フィット性にも優れているのでオススメです」(杉原さん)。
 

布団のダニ対策は天日干し&掃除機で!

ダニは50℃以上の温度が20分続くと死滅すると言われていますが、天日干しでは50℃の温度になりません。天日干しした後の布団の表面を軽く叩き、掃除機をかけるとダニやダニの死骸、ゴミやホコリを取り除くことができます。「注意点としては、羽毛布団は長時間日光に当てないで。天日干しする時は、カバーをつけたままにしてください。また、布団を干す時に強く叩くのはNGです。ほこりが出るように見えるのは、実は詰め物の綿が切れて、繊維が出ている場合が多いんですよ」(杉原さん)。

毎日使っている敷き布団や掛け布団が、体調やボディラインにまで影響しそうです! 服を衣替えするこの季節、布団も一緒に見直してみてはいかがでしょう。


杉原桃菜

監修 杉原桃菜さん
東京西川・スリープマスター

東京西川・日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター。社内で販売員教育を担当するほか、眠りのアドバイザーとしてセミナーや寝具選びのコンサルティングなどを行う。テレビやラジオ、雑誌などでも活躍し、プロのアスリートからも信頼を得ている。
眠りに関する知識や、このページで紹介した寝具の情報は下記の公式ホームページに掲載されています。
東京西川(西川産業):
http://www.nishikawasangyo.co.jp/

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