2016.02.22

テーブルマナー講座3 結婚披露宴・立食パーティ編

今回は、初めて招待された時でも困らない、フォーマルなパーティでの食事マナーをご紹介します。
レストランと違うのは、知らない人とも場を共にするということです。そして、何よりも目的は食事ではなく、お祝いや交流です!

着席式ウェディングパーティの場合

言うまでもなく、目的は結婚する2人と両家へのお祝いです。招待された側の代表であることを心得て、恥ずかしくない振る舞いをしたいものですね。知らない人と同じテーブルに着席するケースも多いので、周囲には十分配慮してください。
 

*乾杯する時は、周囲の人とグラスとグラスを合わせる必要はありません。シャンパンなどの場合、お酒が飲めない人もお祝いの気持ちを表すためグラスに口をつけましょう。


*ホテルなどでのフォーマルな披露宴では、着席する前から食器が並べられている場合がほとんどです。隣の人のものと接近して置いてあるため、グラスやパン皿を間違えて使わないように気をつけてください。ドリンクは右、パン皿は左に置いてあります!

*バタークーラーは個々になく、共用になっていることがほとんど。バターナイフで使う分だけ、自分のパン皿に取りましょう。パンはかじらず、一口分ずつ手でちぎって食べてください。

*調味料やバタークーラーが自分の席から遠い場所にある時は、手を延ばして取ってはいけません。「袖越し」と言って、マナー違反です。近くに座っている人に声をかけて、取ってもらいましょう。

*主賓やお友達が挨拶している時は、食べながら聞いても問題ありません。ただし、隣の人とおしゃべりするのはタブー。きちんと耳を傾けて聞き、終わったら拍手することをお忘れなく。
 

披露宴で出されることが多い2つのメニューの美しい食べ方

生ハムをのせたメロン

メロンと生ハムを一緒にナイフで切ると、メロンがつぶれてしまいます。まず、生ハムをメロンからはずして手前に移動します。そして、それぞれを一口分ずつ切って、メロンに生ハムをのせていただきましょう。
 

ビーフステーキ

お肉を縦横のラインで切ると繊維質が切りにくくなり、腕のフォルムが美しく見えません。そこで、オススメなのが“斜めライン切り”。ナイフとフォークを「ハ」の字に持ち、お肉の左側から斜めに切ってください。こうすると、お肉の繊維質が切りやすくなって、腕のフォルムが乱れず美しい姿勢が保てます。
 

その他、お料理の食べ方に関する基本のマナーは、洋食の場合は「テーブルマナー講座 1 洋食レストラン編」、和食の場合は「テーブルマナー講座 2 和食レストラン編」と同じです。是非、ご参考にしてください!
 

立食パーティの場合

カジュアルな結婚式や2次会、会社の催しなどで立食パーティに招かれることがありますね。このスタイルのパーティの主役は「会話」で、ドリンクや食事は脇役です。特に、立食パーティに多いブッフェ式の食事は人間性が出やすいもの。ブッフェは「食べ放題」ではありません。エレガントな振る舞いを心がけましょう。
 

*食事を始める前に、ウェルカムドリンクを飲みましょう。ブッフェのお料理にまっしぐらはNGです。

*ブッフェのお料理は前菜から取ります。レストランのコース料理が出される順番を思い出しましょう。1枚のお皿に冷たいお料理と温かいお料理を一緒に乗せないよう注意しましょう。

*一般的な大きさのお皿に乗せるお料理は3品くらいにしてください。お皿の周囲に余白を作るのがスマートです。1品をてんこ盛りにするのはもってのほかです!

*お料理は自分が食べられる分だけ取りましょう。他人の分は取らないのが基本的なルール。お友達と「前菜」、「メイン」などと担当制にするのはみっともない行為です。
 

*お料理を取るのに使ったサーバーは、後から取る人のことを考えてきちんとサーバー置きに戻してください。

*デザートまで進んでから、お肉などのメイン料理に戻るのはNGです。*食べ終わった後のお皿はブッフェ台に置かないようにしてください。お店の人に頼んで下げてもらいましょう。

*会場に設置されたテーブルや椅子は人数分ないことがほとんどです。お友達同士で占領しないように気をつけてください。

パーティは知らない人同士が集う場なので、そこでのあなたの振る舞いが第一印象を決めてしまう可能性があります。周囲への心配りがとても大切ですね。そして、参加者の1人1人は会場の華であることを忘れずに。明るく楽しく振舞いながら周りの人と交流すれば素敵な出会いがあるかもしれません!

監修 小倉朋子さん
食の総合コンサルタント

(株)トータルフード代表取締役。亜細亜大学講師、日本箸文化協会代表、自治体委員も多数兼任している。飲食店のコンサルティングやメニュー開発を行うほか、食事のマナーを広い視野で学び生き方を磨く「食輝塾」を主宰。雑誌の監修やテレビでのコメンテーターとしても活躍中。著書も多数ある。


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