2016.04.07

ステーキを焼くシェフ気分で、バタートースト作り!

お家で美味しいバタートーストを食べるために、パンやバターをこだわって選ぶ方は多いですよね。でも実は、焼き方やバターのぬり方もとても重要。それで美味しさが全然違ってくるんですよ!

そこで今回は、バタートースト評論家の梶田香織さんに美味しいバタートーストの作り方を教えてもらいます。

美味しいバタートーストの作り方

スライス

食パンはお好みのものでOKですが、スライスされていないものがオススメ。食パンが、キメの細かいふわふわした生地なら厚めにスライスして「ふんわりしっとり感」を、弾力のあるしっかりとした生地なら薄めにスライスして「カリッと感」を楽しむなど、食パンの特性に合わせながら自分好みのトーストを作ることができます。
スライスするときのポイントは、とにかくパンをつぶさないこと。山型・角型どちらの場合も、パンを寝かせて底の部分からナイフを入れましょう。あとは、押し付けないように注意しながら前後にナイフを引き、自然に切れていくイメージでスライスします。


切れ目

切れ目を入れることで、バターがしみ込みやすくなる、焼き上がりの見た目が美味しそうになる、食べやすい、などのメリットがあります。厚めにスライスしたときはちょっと深めに切れ目を入れると、食べる時にちぎり易くパン屑がバラバラこぼれにくくなります。


焼き方

食パンは水分をできるだけ飛ばさないようにするために、“高温で短時間”で焼くのがポイント。そのため、あらかじめトースターを温めておくのは必須です(予熱の必要がないトースターもあります)。食パンをトースターに入れる際は、底のほうを奥にして入れると、焼きムラが出にくくなります。特に山型食パンの場合は、上の丸い部分を手前にすることで、上部だけが焼けすぎて焦げてしまうということも防げます。
でも一番大切なのは、どの位置が焼けやすいかなど、ご自分のトースターのクセを把握すること。それに合わせてパンを置けば、きっときれいに焼けますよ!


バターの準備

バターはラップに包んで手で揉んだり、トースターの近くに置いておくなど、あとでサッとぬり広げられるようクリーム状にやわらかくしておくのがポイントです。
トーストの美味しさには、食パンとバターとの相性がかなり大きく影響します。“しっかりした味に仕上がる有塩バター”、“パンのうまみを引き出す無塩バター”、“鼻に抜ける風味を楽しむ発酵バター”など、食パンと合わせていろいろ試してみるのもオススメです。


バターのぬり方

お好みの焼き色になる少し手前で食パンをトースターから出し、バターをぬります。この時、とにかく素早くすることが重要。やわらかくしておいたバターを広い面積に一気にぬり広げられるよう、大きめのナイフを使い、食パンの水分をできる限り飛ばさないように、サッと出してサッとぬります。
また、今回のように食パンを厚めにスライスしたときは、二度焼き、二度ぬりがオススメ。中心部までしみ込んだバターがジュワッとしみ出る感覚や、加熱されたバターの甘みやコクが楽しめるなど、スペシャル感がグンと増します。そこで、先ほどのサッと出してサッとバターをぬった食パンを、素早くトースターに戻します。水分が飛べば飛ぶほど食パンのふんわり感やしっとり感が無くなるので要注意です。
※二度目に焼くときはバターが溶け落ちないように、アルミホイルやトレーを敷きましょう。


焼き終わり

ここからは20~30秒ほどで焼き上がるので、トースターの前で見守りましょう。バターがクツクツと小さな泡を立ててきたら「焼けたよ」という合図。トースターから取り出します。


仕上げ

焼きあがったら、仕上げのバターをぬります。この2回目のバターは、バターのフレッシュな香りを立たせるため。ここでも、とにかく素早く!がポイントです。時間がたつとバターが溶けにくくなります。溶けていないバターとパンを一緒に食べても、それは“パンとバターを一緒に口の中で合わせただけ”であって、パン生地とバターが絡み合うように調理されて生まれるバタートーストの美味しさではないのです。

焼いたあと素早くバターをぬり、パン生地とバターが一体化したときは、トーストの表面がキラキラと輝きます。パン生地の気泡に溜まった”バターの湖”が光るのです。これが、心ときめく美味しさの合図です!!
 

あとは、冷めないうちに召し上がれ~♪ 
今回は、厚めにスライスして、“パンはふんわり、バターはジュワ~ッ”な作り方をご紹介しました。サックリ食べたい場合は薄めにスライスして、焼くのもバターをぬるのも一回でOKです。ただし“バターを素早くぬる!”ことだけは忘れないでくださいね。
 

今回ご紹介した方法…素材(パン)にこだわり、厚みや焼き方に注意し、調味料(バター)の選び方やぬるタイミングにこだわり、熱々のうちに食べる。これって、ステーキと同じだと思いませんか?お肉を厳選してソースなどにもこだわるように、パン選びやバターのぬり方にこだわり、そして焼くときの腕も重要。シェフはあなたです!ぜひ自分好みの美味しい、シェフ特製スペシャルバタートーストを楽しんでくださいね!

梶田香織

監修 梶田香織さん
バタートースト評論家

喫茶店王国・名古屋に生まれ育つ。
小学生の頃、伯母が始めた喫茶店で伯母の作るバタートーストがあまりに美味しく、バタートーストに目覚める。バタートースト食べ歩き歴30年以上。その記録は一部、現在の専用ブログ「バタートーストコレクション」に記載。栄養士の資格を取得後、敷島製パン株式会社本社開発部で、パン、菓子、その他の試作研究開発を担当。社内製パン学校に女性第一号の聴講生として入学し粉から一人でパンを作る技術も習得。その食べ歩き経験、栄養学知識、パン開発経験から、バタートーストを専門的にも語ることのできる、非常にまれなバタートースト評論家。本業はナレーター、司会、ラジオパーソナリティなど話す仕事。声戦略トレーナーとして研修等も全国展開中。
<出演等>フジテレビ「バイキング」、日本テレビ「ZIP!」、「ズームイン!!サタデー」、関西テレビ「よ~いドン!サンデー」「J-WAVE TOKYO MORINIG RADIO」、日経新聞「NIKKEIプラス1」、週刊誌「週刊女性」、月刊誌「MONOQLO」他

関連リンク:http://butter-toast.com

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