2016.07.13

元タカラジェンヌ花帆杏奈さんの浴衣講座1 着付け編

宝塚歌劇出身の花帆杏奈さんによる浴衣講座をお届け。宝塚歌劇は日本物のお芝居や日本舞踊の公演も行っているため、タカラジェンヌは和装の着こなしもプロ並み。1回目は浴衣の着付けと美しく着こなすためのコツをご紹介します。

浴衣の着付け

まず、左右のえり先を持って前に引き上げて丈を決めながら、右身頃を合わせます。「丈の決め方は、下駄を履くことを考えて床すれすれより少し上で決めるときれいです」(花帆杏奈さん)。
 

次に、右身頃がずれないように押さえながら、左身頃を重ね合わせます。「左身頃は少しだけ右身頃より短めに、裾が斜めになるように重ねるのがコツです」(花帆さん)。
 

右身頃と左身頃がずれないように押さえながら腰ひもを結びます。結ぶ位置は、骨盤あたりにしましょう。「背が高い方は骨盤のやや下の位置で、低い方は骨盤のやや上の位置で結ぶのがオススメです」(花帆さん)。
 

右身頃と左身頃をきれいに重ね合わせ、腰ひもの外へ出して整えます。「おはしょり(帯の下に出る両身頃)の長さは、帯から人差し指1本分がキレイです」(花帆さん)。これを目安に、おはしょりの長さを整えてくださいね。
 



ココがポイント!

浴衣を美しく着こなすために、胸ひもを結ぶ前に上半身を整えましょう。襟合わせは左右の鎖骨の内側に合わせるようにするとキレイ(写真左)。開き過ぎていると、だらしない印象になってしまうので注意してください。衣紋(後襟)は、握りこぶし1個分の開きを作ります。
 

整えた浴衣の上半身が崩れないように押さえながら胸ひもを結びます。「胸ひもはウエストより少し上の、帯で隠れるギリギリの位置で結ぶと着崩れしにくくなりますよ」(花帆さん)。

胸ひもを後ろでクロスさせた時に、人差し指で後ろ身頃をしごくように外側へ引きます。こうすると後ろ身頃のシワが伸びて、浴衣の後ろ姿が美しく決まります!
 

後ろでクロスさせた胸帯を前へ持ってきて片蝶結びで結びます。「結び目を中央ではなく、左右のどちらかに寄せると苦しくないのでオススメです!」(花帆さん)。これで、浴衣の着付けができました。

 
浴衣に慣れていない方は、着て出かける当日になる前に着付けの練習をしましょう。何度か練習すれば、簡単に着ることができるようになりますよ!

次回は簡単に結べて上品に見える帯の結び方「羽根つづみ」を紹介します。
 

花帆杏奈

監修 花帆杏奈さん
元宝塚歌劇・雪組娘役

本名:酒向杏奈。1999年に85期生として宝塚歌劇に入団。以来、「ベルサイユのばら-オスカル編」、「エリザベート-愛と死の輪舞-」、「フットルース」など数々の舞台に立ち、2012年「JIN-仁/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-」をもって退団。その後はヘアアクセサリーブランドaccaでヘアアレンジアドバイザー、青山店・祇園店の店長とスーパーバイザー務め、現在は転職してメンタルトレーナーとして活動している。
酒向杏奈オフィシャルブログ:
http://ameblo.jp/annarecollect/

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