2016.02.23

レザー製品のお手入れ1 シューズ編

今回から2回にわたり、レザー製品のお手入れ方法をご紹介します。愛用しているレザー製のシューズやバッグも、正しくお手入れしていればキレイな状態を長持ちさせることができます。今回は一般的な表革とスエードなどの起毛革でできたシューズのお手入れ方法を教えてもらいます。

レザーのお手入れは、スキンケアに似ています!

レザーのお手入れで一番大切なのは、なんとブラッシングなんです! 履いた日についたシューズの汚れは、その日のうちにブラッシングで落としておくのがポイント。レザーについた汚れは、時間をかけて革の内部に染み込んでいきます。すぐに落とせば、しつこい汚れにならずに済むというわけですね。毎日のお手入れは、これだけで十分。帰宅したら、一日頑張ってくれたシューズに「お疲れさま」の気持ちを込めて、馬毛など柔らかい毛でできた密度の高いブラシでブラッシングしましょう。
 

ここからは、2週間~1ヶ月に一度を目安に行うお手入れです。まずは、シューズ専用のクリーナーでレザーの表面についた汚れや古くなった靴クリームを落とします。油性の汚れはクリーナーを使わないと落ちません。また、クリーナーを使うことで後から塗る靴クリームが均一にきれいになじむのです。スキンケアに例えるなら、クレンジングの役割ですね。

 
クリーナーは、液体またはクリーム状の中性タイプがオススメです。(※液体タイプは汚れを落としやすいのですが、汚れをレザーの内部に染み込ませてしまう場合があります。クリーナーを選ぶ時は、自分のシューズに合うものをお店の方に相談してください)また、クリーナーで汚れを拭き取る時は、柔らかい白い布を使いましょう。シューズによっては色落ちする場合があるので、初めてクリーナーを使う時は、シューズの内側など目立たない部分で必ず試してください。
 

スキンケアを洗顔だけで終わらせることはありませんよね? レザーも肌と同じように、水分と油分で柔らかさを保っています。クリーナーで拭いた後は、シューズも靴クリームで油分を補いましょう。選び方は、シューズと同色のものか、少し薄めのものにします。この時に使う布は、クリーナー用の布とは別に用意するのがオススメ。それが難しい場合は、同じ布の反対側を使ってもOKです。また、液体のクリーナーを使った後は、1~2分おいて水分が飛んでからクリームを塗るようにしてください。

靴クリームは、片足にコーヒー豆1個分が適量です。右の写真のように、少量ずつ点々とおいてから軽くのばしてください。
※右の写真は、わかりやすいように白いクリームを使っています。
 

次に、点々とおいたクリームをブラシで均一に薄くのばします。普通のレザーなら、柔らかめの豚毛ブラシでOK。汚れ落とし用のブラシとは別に用意してください。ソフトレザーの場合はブラシではなく、布でクリームを優しくなじませましょう。
 

シューズ全体を布でツヤが出るまで磨きます。これでシューズはピカピカです!
 

最後に、防水スプレーをかけておきます。スプレーする時は、シューズから20~25㎝くらい離して全体にかけるようにしてください。こうしておくと、汚れがつきにくくなりますよ! 新しいシューズを初めて履く前にも、必ず防水スプレーをかけておきましょう。

 
ここまでご紹介したお手入れ方法は、履く頻度の高いシューズにオススメ。履く頻度の低いシューズは、月に1度のお手入れでOKです。ただし、汚れがついたまま放置するのはNGなので、汚れた時には上記の方法でお手入れしてくださいね。
 

起毛革のお手入れはこうします。

起毛革は革の内部に汚れが入り込みやすいので、履く前に防水スプレーをかけて汚れが入りにくい状態にしておくのが得策です。汚れがついた場合も、こうしておくと落としやすくなります!
 

帰宅後のお手入れは、起毛革用のスポンジや硬めのシューズ用ブラシでブラッシングして汚れを落としましょう。
 

2週間~1カ月に1度、起毛革に栄養を与える専用ミストでスプレーします。また、汚れが目立ってきたら、起毛革用のクリーナーをつけて布で拭きましょう。部分的についた汚れや時間が経って染み込んでしまった汚れは落ちにくいので、履く前に防水スプレーをかけ、履き終わるたびにブラッシングで汚れを落とすことが大切です!
 

シューズの収納方法も大切!

  • ここまでご紹介した方法でシューズのお手入れをしたら、半日くらい陰干ししてから収納してください。
  • レザーにとって大敵なのは、乾燥と過度な湿気です。エアコンの風が当たる場所に置くと、レザーが乾燥して硬くなるので避けましょう。また、買った時に入っている箱に入れて収納するようにしてください。
  • ビニール袋などに入れて密閉した状態で収納するのは、カビの原因になるので厳禁です! もし、シューズにカビが発生してしまった場合は、早期の処置が重要です。カビは白いうちなら落とせます。要らない布や使い終わった歯ブラシなどで落とし、使ったものは捨ててください。その後、専用のカビ用ミストでカビを拭き取って、仕上げに同じミストをもう1度スプレーしておくのがオススメです。
  • 季節もののシューズを長期間収納する場合は時々チェックしてください。特に、梅雨を越す場合は要注意です!

 
「足元を見る」という言葉がありますが、シューズには履く人の品格が現れます。そして、きちんとお手入れしたシューズは愛着もわくものです。ご紹介した方法で、いつもキレイな状態を保ってくださいね!
次回の「レザー製品のお手入れ」は、バッグとジャケットのお手入れ方法をご紹介します。
 

今回のお手入れに使ったコロンブスの製品は、公式ホームページで紹介されています。

 
 

小高慎吾

監修 小高慎吾さん
(株)コロンブス・企画部所属

百貨店での販売や営業を経て、新商品の開発や広報を担当するほか、羽田空港内にある「シューシャインショップコロンブス」の管理も担っている。

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