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森川陽太郎さんの「ストレスと上手に付き合う方法」

2017.04.21

現代社会ではストレスなしで生活するのは難しいものです。今回は、心の持ち方を少し変えてストレスを軽減する方法を“OKラインメンタルトレーニング”考案者の森川陽太郎さんに紹介してもらいます。

どうしてストレスは起こるのでしょう?

「我慢強い方や努力家、真面目な方は、気づかないうちにストレスを蓄積し、突然体調不良を起こすことがあります。これは、自然に湧いてくる感情と思考の指示が不一致を起こしていることが原因のひとつです。マイナスの感情との上手な扱い方を知れば、自分でストレスケアができるようになります」(森川陽太郎さん)。

“感情と思考の不一致”ってどういうこと?

「プレッシャーがかかったプレゼンなどで緊張しているとき、脳内の感情を司る部分(大脳辺縁系)から“緊張している”と指示が出ます。そのとき“緊張は失敗の原因だ”と考えている方は、思考を司る部分(大脳新皮質)から“リラックスしよう”と真逆の指示が出ます。例えるなら、自動車を運転しているときにアクセルとブレーキを一度に踏んでいるような状態。これがストレスでパフォーマンスを低下させる原因のひとつになるのです。しかし、感情というのは無意識のうちに起こるもので、自然な心の反応。そもそもコントロールできない感情を思考でコントロールしようとせず、“良いも悪いもない”と考えることが大切です。マイナスな感情だったとしてもありのままの感情を受け入れて、感情と思考を協力させて行動することが一番のストレス軽減法なのです」(森川さん)

参考データ/(株)リコレクト

ケース別・ストレスとの上手な付き合い方

1.グループ内に苦手な人がいる場合

職場やサークルなど集団の中に苦手な人がいて、その人に無理に合わせようとしてストレスを抱えているケースです。

まずは、相手に対する”苦手”という感情を受け入れましょう。感情は自然な心の反応。“上手く付き合わなきゃ”、“好きにならなきゃ”と、自分の感情をコントロールしようとするとストレスにつながります。“苦手だけど今日はメールを返せた”というように、きちんとお付き合いできていればOKと考えましょう。自分の感情と思考は一致させ、行動は切り離して考える習慣をつけてください。

2.人前で話すときに緊張する場合

人見知りするタイプの方に多い、自己紹介や結婚式などでのスピーチがストレスになるケースです。

緊張した時に “リラックス、平常心、大丈夫!”と自分に言い聞かせても、緊張がなくなることはありません。まず、緊張している自分を受け入れ、緊張しながらでもできたという成功体験を積み上げていきましょう。そのためには、緊張を感じている状態のまま人前で話す練習をすることが必要です。まずは、1分間誰かの前で話してみる。次は複数の前で2分間…など、少しずつハードルを上げて練習してください。緊張しながらでもできたことに対する自信がつき、“緊張”という感情が怖くなくなってきます。

緊張した場合の対処法はこちらも参考にしてください。
目標を達成するためのモチベーションキープ術<仕事編>

3.自分以外の人にイライラする場合

子育てなどでイライラする自分を責めてしまうことでストレスが溜まっているケースです。

イライラするという自分の感情を、いつも思考で“ダメだ”と否定していると、感情と思考の不一致を起こしてしまいます。心の自然な反応である“イライラ”という感情に良いも悪いもありません。イライラした感情を持ったままできた行動をOKとして、それを増やしていきましょう。頑張って行動を起こしている自分を認めることがストレス軽減に繋がります。

マイナスの感情が起こっても受け入れて、自分を否定しないことが大切です。思い当たるストレスがある方は、参考にしてくださいね。

イラスト/園田レナ

監修:森川陽太郎さん

株式会社リコレクト代表
サッカー選手としてスペインやイタリアで活躍した後、心理学やメンタルトレーニングを学ぶ。27歳の時に(株)リコレクトを設立し、独自の“OKラインメンタルトレーニング”を展開。プロのアスリートにメンタルトレーニングを施す他、企業などで講演会を行っている。著書に「絶対的な自信をつくる方法」(ダイヤモンド社)などがある。

株式会社リコレクト:https://www.recollect.co.jp

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