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テーブルマナー講座1 洋食レストラン編

2016.02.04

今回から4回にわたり、レストランやパーティでの食事のマナーをご紹介します。第1回目は、フォーマルなフレンチレストランでのマナー。

慣れないと緊張しがちですが、マナーをきちんと知っていれば、自信を持って食事ができます。

予約から入店まで

*日にちと時間、人数、連絡先をきちんと伝えます。この時、ドレスコードやメニューのことなど、わからないことがあったら何でも聞いてOKです。アレルギーがある場合は、予約時に伝えてください。

*到着が5分以上遅れる時はお店に連絡しましょう。

*基本的にスニーカーはNG。また、帽子をかぶったまま入店するのはタブーとされています。ましてや、かぶったまま食事をするのは厳禁です。

*大きな荷物はクロークに預けましょう。小さなバッグ1つで着席するとスマートです。

*目上の方と同席する時は、入り口から遠い席や壁側の席(上座)に座ってもらいましょう。

*ナプキンを膝に置くのは「食べる準備OK」のサイン。座ったらすぐに置いてもかまいません。

注文するとき

*先に飲み物を注文します。ワインリストの内容がわからない時は、お店の人に遠慮なく聞きましょう。頼み方がわからない時は、“フルーティなもの”、“ドライ(辛口)”など簡単に好みを伝えるとお勧めのワインを教えてもらえます。

*嫌いな食べ物がある場合は、それを含まない料理を注文するようにしてください。好き嫌いに関しては自分の好みの問題なので、できるだけ料理内容の変更はお願いしないように気をつけましょう。

*コース以外のディナーを注文する場合は、前菜、メイン料理、ドリンクの3品は注文しましょう。テレビや雑誌などで紹介されていたからと、目的の1品だけを注文するのは厳禁です!

食べるとき

*カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)が並べてある場合は、お料理がサーブされるごとに外側からペアで順番に使っていきます。用意されたカトラリーは、全て使うのがマナーです。

*置かれたお皿は移動しないように気をつけましょう。スープ皿であっても、持ち上げるのはNGです。

*スープを飲む時は、すすり上げる音を出さないように気をつけましょう。口の中に流し込むように飲んでください。お皿の外にこぼさないことも鉄則。スプーンは汁切りしてから口に運んでください。

*お肉や魚などのお料理は、左から右へと1口分ずつ切って食べます。付け合わせの野菜などが最後に残っているのは、みっともないこと。バランスよく食べて、同時に食べ終わるようにするのがスマートです。

*カトラリーをお皿に置く時は、食事中なら「ハ」の字に置きます。食べ終わったら、お皿の4時20分の位置に揃えて置きましょう。この時、ナイフの刃は自分の方に向けてください。バターナイフの場合も同じです。また、食べ残すものがある場合は、お皿の右奥にまとめておきましょう。

*お酒を飲んでもいいのは、メインディッシュまでです。デザートの段階になっても飲みたい場合は、食後酒をあらためて注文しましょう。

その他

*カトラリーやナプキンを床に落としてしまった時は、自分で拾わないでください。お店の人に頼んで拾ってもらい、新しいものを用意してもらいましょう。その際、お詫びの一言を添えるのをお忘れなく。

*食事中は中座しないようにしたいものです。やむを得ず中座する場合は、膝に置いたナプキンを椅子の座面に置くか、椅子の背にかけておきます。また、帰る時はナプキンをテーブルの上に置いてください。ヨーロッパではナプキンをきれいにたたんでテーブルに置くと、「美味しくなかった」という意味になることも。ラフにたたんで置きましょう。

*テーブルで会計をするお店では、誰か1人がまとめて払う場合は、帰り際よりも食後に化粧室などへ立った時に払うとスマートな印象になります。割り勘にする場合はテーブルで金銭を扱うのはスマートではないので、誰か1人がまとめて払って、後で精算するのがおすすめです。

守りたいマナーや、マナー違反の事例をたくさん紹介しましたが、何より大切なのは同席する人やお店の人に配慮があるかどうかです。あとは、ちょっとしたマナーを知るだけで、初めての人もフレンチレストランを楽しむことができますよ!

監修 小倉朋子さん

食の総合コンサルタント
(株)トータルフード代表取締役。亜細亜大学講師、日本箸文化協会代表、自治体委員も多数兼任している。飲食店のコンサルティングやメニュー開発を行うほか、食事のマナーを広い視野で学び生き方を磨く「食輝塾」を主宰。雑誌の監修やテレビでのコメンテーターとしても活躍中。著書も多数ある。

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関連リンク:http://www.totalfood.jp/

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