HOME > クラフト > 結晶育成キットで手軽に作る「湖水晶」

結晶育成キットで手軽に作る「湖水晶」

2016.11.29

「植物はなかなか上手に育てられないけど、何か育てたい!」という人たちの間で、最近注目を集めているのが結晶の育成。「結晶」というと、天然のものをイメージする人が多いと思いますが、実は人工的に育てることができるんです!

本来、鉱物の結晶が天然でできあがるまでには、何千年、何万年という歳月がかかりますが、その過程をプラスチック容器の中で凝縮したのが結晶育成です。

今回訪れた銀河通信社さんは、鉱石を始め、天文や科学など神秘性をテーマにしたアーティスト、小林健二さん(現在は監修)が創設。最初は鉱石ラジオのキットから始まり、その後、小林さん自らが興味をもっていた“結晶の育成”を、誰もが楽しめるようにとキット化しました。結晶の素となる粉の量、育成のための溶液の量などを実験に実験を重ねて調整し、誰でも比較的簡単に育成できるキットが誕生しました。

今回は、その育成キットの中から「湖水晶」の作り方を銀河通信社の小林健二さんに教えてもらいます。
※「湖水晶」は、母岩に付いた青い種結晶を内包しながらできていく薄い透明な水色の結晶で、母岩の上にも群晶となって結晶ができていきます。

「湖水晶」の作り方

<湖水晶育成キット 内容>

育成容器(穴の開いたフタ付き円柱形のプラスチック容器)、保温用シート、種結晶付母岩(紙コップの中に入っています)、湖水結晶の素、発泡スチロール板、撹拌用プラスチックスプーン
※キットが入っていた段ボール箱は使用するので捨てないでください

その他、料理用の温度計があると便利です。

まずはお湯を沸騰させ、育成容器の黒い線のところまで注ぎます。

次に、湖水晶の素を全部入れます。付属のスプーンで混ぜて溶かしたら、約42度(お風呂の温度程度)まで冷まします。

溶液を冷ましている間に結晶を準備。まず、紙コップから種結晶付母岩を取り出します。そして、棒の端を育成容器のフタの穴に下から指して引っ張り、逆の端もフタの上に出して母岩をフタからぶら下げます。

溶液が42度程度になったところで、準備した種結晶付母岩を静かに溶液に沈めてフタをします。

母岩が溶液にしっかりつかっていることを確認したら、育成容器に銀色の保温シートを巻きテープで止めます。さらに、キットが入っていた段ボール箱の中に戻し、最後に発泡スチロール板を乗せてフタをします。初日の作業はここまで、このまま24時間置いておきます。

24時間後に、育成容器を静かに取り出します。静かにフタを外して持ち上げてみると、青い種結晶のまわりにうっすらと透明な結晶ができ、母岩にも小さな結晶群が見えます。

ここからは、育成容器のフタはしません。棒を直接、育成容器に橋渡し状に置いて再び母岩を溶液の中に沈めます。育成容器を段ボール箱に戻したら、静かに結晶が育成していく様子を観察します。※段ボール箱のフタも不要です。

3日目。細かい結晶がさらに周囲を覆うように付着しています。

4日目。付着した結晶自体も少し大きくなっているようです。

5日目。湖水晶の育成は、だいたい4~5日で終了するので、ここで完全に引き上げます。

溶液から上げた母岩の水滴をタオルで軽く拭き取り、糸を切ります。母岩の裏に付いている細かい結晶が気になる方は、濡れているうちに擦って取ります。そして日陰で1日乾燥させたら、オリジナルの湖水晶が完成です!

完成した結晶は、青い種結晶のまわりを透明な結晶が覆い、青と白のコントラストが美しく仕上がりました。今回は説明書通り5日間で育成してみましたが、自分の気にいった結晶の状態になったら、早めに引き上げてもいいそうですよ。

急激な温度変化を避けると結晶がよく育つそうです。春や秋といった比較的気温の変化が少ない季節や空調が安定している室内が育成に向いています。銀河通信社では今回育成した湖水晶のほかにも、硝子結晶や透明結晶など様々な種類の育成キットを用意していますのでお好みのものを見つけて育ててみては?

監修 銀河通信社 小林健二さん

銀河通信社は、アーティスト小林健二設計・監修により科学と融合したアイテムを主に製作しています。今回ご紹介した結晶育成キットを始め、鉱石ラジオキット、また小林健二によるアートブック、CDなども扱っています。

銀河通信社HP http://www.aoiginga.com/

この記事をシェアする

関連記事

カネボウ化粧品