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働く女性のビジネスマナー4 正しい敬語の使い方

2016.10.11

働く女性のためのビジネスマナーシリーズの最終回は、敬語の正しい使い方をご紹介します。

前回に引き続き、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに教えてもらいます。

「丁寧に話したつもりなのに間違った表現になっていた…。敬語の使い方を間違えると、相手に失礼な印象を与えかねません。まずは、敬語の中でも間違いやすい尊敬語と謙譲語の違いからおさらいしましょう」(西出ひろ子さん)。

尊敬語と謙譲語の違い

1 尊敬語
相手を高めることで、相手または相手の行為や物事、状態を敬う言い方です。
①「動詞」+「~れる(られる)」
例)行く→行かれる

②「お(ご)」+「動詞」+「になる(なさる)・くださる」
例)持つ→お持ちになる

③「お(ご)」+「名詞」
例)お名前、ご住所

④特定の語を使う
例)食べる→召し上がる

2 謙譲語Ⅰ
自分がへりくだることで、間接的に相手や相手の行為、物事、状態を敬う言い方です。
①「動詞」+「(させて)いただく」
例)教える→教えていただく

②「動詞」+「さしあげる」
例)連絡する→ご連絡さしあげる

③「お(ご)」+「動詞」+「申し上げる」
例)見送る→お見送り申し上げる

3 謙譲語Ⅱ
動作の対象が敬うべき相手ではない場合の謙譲語。自分の行為や物事を敬うべき相手に対して丁寧に報告する時などに、特定の形に変えた言葉で言います。
例)言う→申す、行く→参る

ビジネスで間違いやすい敬語はこの2つです!

1 二重敬語
「すでに敬語になっている言葉に“られる”や“くださる”などの尊敬語をつけると二重敬語になります。かつてはより丁寧な表現として用いられていましたが、最近は誤用とされているので注意して使うようにしてください」(西出さん)。

例)○○さんがお召し上がりになられた(誤)
→○○さんが召し上がった(正)

2 身内敬語
「社外の人に社内の人の話をする時は、どんな上役のことであってもへりくだる表現をしましょう。役職名は敬語的な表現になるため、名前に役職をつけるのもNGです」(西出さん)。

例)○○社長はお帰りになられました(誤)
→社長の○○は帰宅いたしました(正)

他にもこんな言葉使いに注意しましょう!

●若者言葉
「普段はよく使っていても、ビジネスシーンではいわゆる“若者言葉”はNGです。カジュアルな職場であっても、“マジですか?”や“~っすか?”などの表現は相手を不快にさせることもあるので注意してください」(西出さん)。

例)私的にはこっちに賛成です(誤)
→私としてはこちらに賛成です(正)

●接客時のNG表現
「お店などでの接客シーンでも、お客さまが“えっ?”と思うような表現があります。丁寧な表現にしているつもりでも、“~の方”や“~になります”は間違った言い方です」(西出さん)。

例)こちらの方でよろしかったでしょうか(誤)
→こちらでよろしいでしょうか(正)

“言葉は移り変わる文化”といわれますが、ビジネスシーンでは老若男女さまざまな人と関わります。どんな時も相手を不快にさせないよう、正しい敬語の使い方をマスターしてくださいね。

監修 西出ひろ子さん(マナーコンサルタント)

西出ひろ子さん(マナーコンサルタント)
ウイズ株式会社代表取締役会長。大学卒業後、国会議員、政治経済ジャーナリストの秘書などを経て、29歳でビジネスマナー講師として独立。その後、渡英して真のマナーに触れ、真心を重視した"HIROKO流マナー論"を確立する。現在は企業のマナー研修やマナーコンサルティング、人材プロデュースなど幅広く手掛け、著書は国内外で70冊以上ある。

ウイズ株式会社 http://www.withltd.com/

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