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働く女性のビジネスマナー1 職場マナー基本の7カ条

2016.07.15

今回から4回にわたり、若い年代の方を対象にした、働く女性のためのビジネスマナーをご紹介します。

今年から新社会人になった方はもちろん、仕事に慣れてきている方も、守るべきビジネスマナーは知っておきたいものです。1回目は職場内での基本マナー7カ条を、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに教えてもらいます。

第1条:表情は笑顔が基本です。

ビジネスシーンでは、いつも相手を不快にさせない表情でいることが大切です。深刻な話をしている時以外は、基本的に笑顔でいましょう。「表情は目がポイント。目は無意識に気持ちが表れますし、人の内面を表しているものです。特にオフィスでマスクをしている方は、笑顔でいても周囲の人からは目しか見えないので要注意。優しく微笑むような目の表情でいることを心がけましょう。不満げな表情に見えやすい人は、自宅でマスクをしたまま鏡を見て目で微笑むことができるように練習をしてみてください。こうすると、オフィスでも自然に笑顔でいることができるようになります」(西出ひろ子さん)。

第2条:デスクワーク時の態度に気をつけましょう。

仕事に対する姿勢は、デスクに座っている時の態度に表れます。事務仕事が多い方は、特に注意してください。「上司や同僚は、あなたの仕事ぶりを外見で判断するもの。座っている時に脚を組んだり、デスクに肘をついたりしていると、だらけた印象を与えてしまいます。椅子に深く座って背もたれにもたれていると大柄な態度に見えてしまうので、椅子の手前半分にお尻を置くように座ってみてください。そして、両膝をつけるようにします。こうすると、自然に姿勢が正しくなって、やる気がある印象になります。また、ペンを回したり髪をいじるなどのクセがある方は、やめるように心がけてくださいね」(西出さん)。

第3条:挨拶は自分から積極的に!

“おはようございます”、”お疲れさまです”、”失礼します”といった挨拶は、オフィスで欠かせないもの。「挨拶は上司や先輩にはもちろん、誰が相手であっても先手必勝だと考えてください。これが、あなたの印象を左右します。ただし、対外的な挨拶の場合、上司や先輩が同席している時は、上司や先輩よりも後に言うようにしてくださいね」(西出さん)。

おじぎをする時の角度はこれが目安です!
【1】目 礼 … 0°(目だけをふせる。満員のエレベーターなど)
【2】会 釈 … 15°(廊下ですれ違う時や入退室する時など)
【3】敬 礼 … 30°(一般的な挨拶をする時)
【4】最敬礼…45~60°(お礼や感謝を伝える時など)
【5】拝 礼 … 90°(お詫びや深く感謝の気持ちを伝える時など)

第4条:オフィスにふさわしい身だしなみを心がけましょう。

仕事をする上での身だしなみは、清潔感があること、機能的であること、品があることの3つが基本です。「オフィスでは信頼感と安心感を周囲に与えることが大事です。私服の場合は、ボディラインが出る服や透け感のある素材の服、短すぎるスカートなどセクシーな服装は避けましょう。シミやしわがないかどうか、出かける前にチェックしてください。靴は、つま先と踵があるプレーンなパンプスを履きましょう。ナチュラルカラーのストッキングを履くようにしましょう。素足はNGです」(西出さん)。新人の方のファッションは、職場の環境に慣れてから周囲に合わせるようにしてくださいね。

第5条:言葉遣いの基本は敬語です。

職場の環境に慣れてきても、上司や先輩には基本的に敬語を使うようにしましょう。「同等言葉が親しみの証のように思えても、相手はそのように受け取らないかもしれません。若者言葉は職場に持ち込まないようにしましょう。また、人に物事を頼む時は、”…してください”ではなく、”…していただけますか?”というように、”伺い系”でお願いをします。これだけで、頼まれる側の印象は良くなりますよ」(西出さん)。

第6条:返事は明るく「はい」と言いましょう。

オフィス内で名前を呼ばれた時は、”はい”とはっきり返事をするのがマナーです。「名前を呼ばれた時、相手はあなたに何か要求があります。”はい”と返事をして、呼んだ方のところへ要件を聞きに行きましょう。そして、上司の要件に了解した時、”わかりました”と言うのは社会人の敬語としては正しくありません。”はい、かしこまりました”と言うのが最も正式な返事の仕方です。よく使われる”承知しました”という返事は、『私が承り知りました』と自分が主語となるため、相手を敬うマナー的な要素が薄れた言葉だと受け取る人もいます。間違いではありませんが、相手を敬うマナーを重視するのであれば、”かしこまりました”をおすすめします」(西出さん)。

第7条:相手の名前を呼ぶようにすると好印象です。

名前を呼ぶということは、相手の存在を認めている証明です。「自分の名前を呼ばれると、人は社会的な報酬を受けたと感じるんです。社内外を問わず、自分の名前を覚えてもらっているのは嬉しいものですよね。相手が嬉しいと感じることですので、これを実行しない手はありません。同僚や社外の方に話しかける時は、名前を呼んだ後にクッション言葉を添えます。”お手数ですが”、”ご面倒ですが”、”差支えなければ”、”お忙しいところ申し訳ありませんが”といったクッション言葉を添えると、相手をねぎらう気持ちが表れます」(西出さん)。

「オフィス内のマナーはルールではありません。大切なことは上司や同僚、仕事で関わる全ての人の立場に立って考え、敬いとねぎらいの気持ちを表すことです。ここでご紹介した7カ条のマナーは堅苦しいと感じるかもしれません。でも、働く女性の方々、特に若い方にはまず、最上級のマナーを知っていただきたいのです。まずはこれらを知り、身につけた上で、自分の職場や相手の意向に合わせていけば間違いがありませんよ」(西出さん)。

監修 西出ひろ子さん(マナーコンサルタント)

西出ひろ子さん(マナーコンサルタント)
ウイズ株式会社代表取締役会長。大学卒業後、国会議員、政治経済ジャーナリストの秘書などを経て、29歳でビジネスマナー講師として独立。その後、渡英して真のマナーに触れ、真心を重視した"HIROKO流マナー論"を確立する。現在は企業のマナー研修やマナーコンサルティング、人材プロデュースなど幅広く手掛け、著書は国内外で70冊以上ある。

ウイズ株式会社 http://www.withltd.com/

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