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生花レッスン1 贈られた花束の飾り方

2015.11.25

誕生日や送別会などでもらった花束。自宅に持ち帰って、花瓶に差して飾ることが多いと思います。親しい方からの気持ちのこもった花束だから、正しくお手入れして長く楽しみたいものですね。

今回は、生花を長持ちさせるための秘訣を、フラワーデザイナーの中島有理子さんに教えてもらいます。

この花束を飾ります。

ラッピングをはずした花束。どうしたら良いのか、わからない人も多いのではないでしょうか。

こんな飾り方はNGです!

花束に対して、花瓶が小さ過ぎます! 花瓶の口が狭いと、茎同士が接触して腐る原因に。
茎が長過ぎるので、花の首が下がりやすくなります。また、ヒモやゴムで結んだまま花瓶に生けると、結び目から腐ってしまうこともあります。花束のアレンジを崩したくない気持ちはわかりますが、これでは花が可哀想です。

一方、こちらは動きがあってバランスが良いように見えますが、茎が長過ぎます。口が広めの花瓶に飾る場合は、茎が長いと斜めに倒れてしまうため、水を吸い上げにくくなるのです。また、茎の長さに対して、水の量も足りません。

正しい生け方の基本は、こうです!

茎の下部にある葉は、水につからないように取りましょう。

茎の長さは、花瓶の口から15㎝くらいを目安にして決めます。

園芸用のハサミで、決めた長さに茎を切ります。花束はアレンジされているので、束にしたまま大胆に切ってください。花瓶に生ける場合は、斜めに切る必要はなく、真っ直ぐでOK。毎日少しずつ茎の先端をカットしていけば切り口が清潔に保て、すぐ水に差すことで勢いよく水を吸い上げてくれます。

水の量は、茎が半分より少し長めにつかるくらい入れます。ここに、茎を切った花束を生ければ完了! 花の数と茎の長さのバランスが良く、植物にとっても水を吸い上げやすい状態になっています。

ぴったりの花瓶がない場合は、こう飾ります!

大きな花瓶に飾るための工夫はコレ!

なんと、花束のラッピングに使われていたセロファンを活用します! クシュクシュッと丸めて、花瓶の底に入れちゃいましょう。

水の量は基本通り、茎が半分より少し上までつかる程度に入れます。ガラスなど透ける素材の花瓶なら、セロファンが水の中でキラめいて、見た目にも美しい飾り方ができますよ!

小さな花瓶やグラスしかないときは、コレ!

小さいサイズの花瓶しか持っていない方や、それすら持っていないという方でも大丈夫。グラスなどに飾る場合は、花束を分けて飾れるように何本か用意しましょう。

花束を崩して、葉物と花に分けます。小さいサイズの花瓶や背が高く細いグラスなどには、まず葉物から生けていきましょう。

次に、花を1種類ずつバランスよく生けていきます。

2つに分けて飾ることができました! 並べて飾っても素敵ですし、玄関にリビングにと別々に置いて楽しむこともできます。

コップやワイングラスしかない場合は、思い切って茎を短く切り、花を1種類ずつ飾るのも素敵です。キッチンや洗面所に置くと、潤いあふれる空間に変わります。

花を長持ちさせるためには?

水は毎日取り換えましょう。

花を長持ちさせるためには、水を毎日交換するのが鉄則です。この時、茎の先端を0.5~1㎝くらい園芸用のハサミで切ります。こうすると、茎が水を吸い上げる勢いがつきます。

ヌルヌルしてきた茎は洗いましょう。

茎がヌルヌルするのは、水中でバクテリアが繁殖するから。これを放置すると、茎が腐ってしまいます。ヌルつきが出た茎は、水または専用洗剤で洗ってください。


植物は生き物。ちょっと手をかけてあげれば、長持ちさせることができます。気軽に買ってきた花も、今回ご紹介した方法で長く楽しんでくださいね。

次回の「生花レッスン2」は、簡単なフラワーアレンジメントの作り方を紹介します。

監修 中島有理子さん

ブランシュ代表
2000年10月にフラワーデザインを主とした、デザイン&空間プロデュース会社「ブランシュ」を設立。2001年4月よりニューヨークに活動の場を広げ、カーネギーホール、メトロポリタン美術館、プラザホテルなど多数の有名施設やトニー賞のパーティ、ウエディングなどに携わる。多数の企業と契約し、花を中心とした商品の開発、ガーデンデザインやコンサルティング、パーティプランニングなどを幅広く手がけている。

関連リンク:http://blanche.jp/

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「生花レッスン」シリーズ

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